低用量ピルの副作用

血栓症って?低用量ピルで引き起こされる可能性のある危険な症状

血栓症ってどんな副作用

ピルの中でも低用量ピルは避妊だけではなく、生理周期を整えたり、つらい生理痛を緩和したり様々な不具合に使われます。産婦人科に行くと良く服用されるので基本的には危険なものではありません。しかし、中には副作用で血栓症になることもあるので、絶対に安全とはいえません。では、血栓症とはどんなものかなど詳しく説明したいと思います。

低用量ピルとは

低用量ピルとはたくさんある女性ホルモン剤のひとつのことでエストロゲンとプロゲステロンが両方含まれている薬の総称です。様々なピルの種類があるなかで一番使われているのが低用量ピルで生理周期による女性ホルモンの波を抑えて一定にする効果があると言われています。

生理のある女性はホルモン量の少ない低用量ピルで女性ホルモンの量を一定にして身体、心、肌の不調を解消し体調を安定させる事が出来ます。このような事から低用量ピルは女性の健康にはなくてはならないものになっています。

血栓症の症状

激しい頭痛と視力障害などもある
突然足がはれたり、痛みが出る、足の脱力感や麻痺、突然息切れや胸の痛み、激しい頭痛、突然の視力障害などがあります。これらの症状があらわれたらすぐに病院へ行って受診するようにしてください。

血栓症のリスクを避けるためには早期発見が必要だといわれているので、低用量ピルを飲んだ人はこれらの症状がないか確かめながら飲むことが必要です。このように見ると怖い薬だと感じるかもしれませんが、すべての人が血栓症の副作用が出るわけではないですし、万が一出たとしてもすぐに対処すれば死に至る事はありません。

異変を感じたらすぐに産婦人科にいくことで危険を回避できるのですぐに対処する事が一番大切です。

年齢は関係がある?

低用量ピルを使っている人で血栓症になりやすいのは30代~40代が圧倒的に多くなります。特に35歳以上になると血栓症を発症する人が15歳~34歳までの人に比べて約40倍も発症しやすくなるといわれているので、年齢が高いほうが発症の確率が上がる事がわかっています。

このような事がわかっているので35歳以上になると低用量ピルなどの処方に様々な制限が増えていくのです。血栓症になると最悪は死亡にまで及んでしまうので、制限されてしまうのは仕方のないことです。

更年期になったらどんな薬を飲むの?

更年期に飲む薬とは
更年期の時期になったら低用量ピルを飲むのは血栓症のリスクがあるため、あまり使われなくなります。低用量ピルは基本的には妊娠出産する世代が飲むものになっています。40代になって何らかの事情でホルモン剤を飲まなくてはいけない場合はホルモン補充療法を行なうのが一般的になっています。40代後半になるとエストロゲンが急激に減っているので低用量ピルを用いるのはホルモンの量が多すぎる可能性があります。

エストロゲンの量が減っている40代以上の女性は女性ホルモン補充療法に切り替えていく事が血栓症を防ぐには大切です。つまり、低用量ピルを20代の頃から飲み続けている人は20代30代前半までは低用量ピルで、30代後半になったら女性ホルモン補充療法に切り替えていくという事になります。昔からずっと飲み続けている人は医師と相談してどの年齢で切り替えるか話し合うことが大切です。

血栓症を予防するには

すべての人に副作用が出ないからといっても出来るだけならないようにしたいものですよね。血栓症になりやすいのは体質があり、基本的に「血がドロドロで固まりやすい人」と言われています。では、どんな人が血栓症になりやすいかというと、喫煙をする人、アルコールや糖質を摂りすぎている人、ストレスが多い人などがあげられます。

食生活が悪い人やタバコをすっている人がなりやすいのでもし、心当たりがある人は出来るだけ改善することで血栓症の確立を下げる事が出来ます。血栓症の予防は運動をする、コレステロールを管理する、食事を管理する、血圧を管理する、血糖値を下げる、タバコをやめることです。

これらに気をつけるだけで血栓症の発症リスクを4割下げることが出来るといわれているのですぐにやめるようにしましょう。どれもそこまで難しいことではないので、もし、心当たりがある人は今からでも改善する事をおすすめします。

まとめ

医師への相談も大切
このように、血栓症についてと、どのような症状が起きるか、どんな人がなりやすいかについて詳しく説明しました。基本的に若い人はなりにくく、年齢とともにエストロゲンの関係で血栓症になりやすいことが分かったと思います。エストロゲンが減少してしまうのは年齢とともに絶対に起こるので、違う治療法を選択していくことが大切です。

また、若くても食事やタバコによってはなりやすくなるので、低用量ピルを飲む場合は気をつける必要があります。
基本的には怖い薬ではないので、しっかりと管理し、何か異常があればすぐに医者に相談する事が大切です。もし、低用量ピルを使う人は上記の事に気をつけながら服用してくださいね。

太るかもしれない?低用量ピルを飲んで身体に起こること

低用量ピルの影響が太った女性

生理不順や生理痛が酷い人などが、その改善の為に飲んでいる低用量ピル。実際に服用していた人から「低用量ピルを飲んで太った」や「太りやすくなった」、「やせにくくなっちゃった」などと言う声を聞いたことがあると思います。

ホルモンバランスを整えるためにも低用量ピルを飲むことを考えていたけど、太りやすくなるなどの話を聞いて止めたこともいると思います。
その言葉だけをそのまま受け入れてはいけません。なぜ「低用量ピルを飲むと太る」などという話が出回るようになってしまったのか調べてみましょう。

妊娠状態に近いホルモンバランスを保つから太りやすい?

低用量ピルは女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの2つが含まれている薬です。これらの成分は本来、排卵前や排卵時、後などの状況に応じて体内に分泌されるホルモンです。それらを人工的に体内に一定値で保つ働きをする低用量ピルは、簡単にいうと排卵や妊娠していると勘違いをさせることで、避妊効果がありながらもホルモンバランスが保たれるという状況を作り出すことが出来ます。

ただし妊娠中に近いホルモンバランスが保たれているため、食欲を増進させるような働きや体内の水分を保つような働きをします。生理前に食べる量が増えたり、甘いものが欲しくなるのも同じような理由があります。こうしたことから、低用量ピル=太るという認識が広まってしまったことが考えられます。

本来は食欲の増進と不振のどちらも例はある

低用量ピルの副作用、食欲の増進か減退について対立
「飲んだら太る」と思われている低用量ピルですが、実はエストロゲンは食欲増進・プロゲステロンは食欲不振の働きをするとされています。そのため、低用量ピルを飲んで食欲が増した、や減ったという症状には個人差があります。ただ、食欲が増すことで気付いたら食べる量が増えた結果、太ったという情報が広まったのでしょう。

また、最近では低用量ピルがホルモンバランスを整え、体調不良が改善されたことで食欲が増す結果につながっているのではないかという説もあるようです。いずれにしてもエネルギーの過剰摂取をすると太ることにつながるので、食べ過ぎに気を付けることに越したことはありません。

体重増加以外にも、むくみを起こすことで太るイメージも

先ほども少し説明したように低用量ピルには体内の水分を保つ、つまり保水力が高まる働きがあります。女性ホルモンのエストロゲンは肌の保湿を高めるものとしても知られています。その働きが体内の水分を蓄積しておこうとするので、その分体重も増えてしまう場合があるのです。
その際に、むくみを起こしやすくなります。これが、体重増加と重なることで太るイメージをより強くしているようです。しかし、この保水力による体重増加も生理期間とも呼ばれる代謝が済めば、体外へ排出されるので元に戻ります。

女性ホルモンは食欲にも影響を与えている

女性ホルモンが食欲に影響している
ホルモンバランスによって体調も整えられている私達ですが、今までのことから女性ホルモンが食欲にも大きく関わっていることが分かります。

低用量ピルはホルモンバランスを整えるとともに、避妊効果も持つことから身体は妊娠中のような状態になります。妊娠中、胎児の栄養も摂らなければいけないことから食欲は増します。
しかし、ただホルモンバランスが妊娠中に似たようになっているだけで、実際妊娠はしていない為そのまま全て自分に吸収されてしまうことから、素直に食べる量が増えてしまった場合は太ってしまう可能性は大きくなります。

生理前や生理期間中にも食欲が増す人もいると思います。その間に妊娠中同様分泌が増えるエストロゲンというホルモンに食欲増進の働きがあるので、そこで食べる量が増えてしまえば体重が増えるということが低用量ピルを飲むことでも起こるのです。